皆様、おはようございます。名古屋格安会議室のフジコミュニティセンターです。
節税のテーマが段々と先送りになっています。
あと2つくらいなのですが、土壇場という性質でないので後回しです。

先日、トヨタ自動車様に鍵の修理に行ってきました。
といっても、鍵の電池が切れただけなので数百円程度で済みました。

たかだか数百円しか払っていないのに、待っている間に飲み物とシュークリームが出てきて、更に帰り際にはティッシュボックスとお菓子の詰め合わせがもらえたのです。
息子とにんまりして帰ってきました。

と、これだけの話なのですが、この流れをビジネス的に解読すると見方が変わります。
まず、一消費者に対して、小さな修理でも気軽に応じてくれて、色んな物をもらえるという付加価値を提供したということ。
これで、消費者の信頼とまではいかないかもしれませんが、今後トヨタ自動車様に行くハードルがグッと下がります。

その後、消費者が車の買い替えをしようと考えた場合には、今回の出来事が頭をよぎるはずです。
ここでトヨタ車を購入すれば、トヨタ自動車様からしてみれば、狙い通りということになりますよね。

ビジネスの一つの戦略として、キャッシュポイント（現金獲得の時点）をずらすというものがあります。
もちろん、キャッシュポイントをずらすことの出来ない業種もありますが、今回のようなケースはかなり後ずらしになります。
キャッシュポイントがずれている間に顧客との信頼関係を築くことができれば、その顧客は何かない限りずっとその企業の一ユーザーとなりえます。

お金を払って、対価を得るのは当たり前ですが、お金を払わないのに、対価を得ることができたらなんだか嬉しくなっちゃいますよね。
「海老で鯛を釣る」商法ですね。

とはいえ、お客様相手の商売であればサービス力がなければ話になりません。
待っている間にトヨタ自動車様にいたスタッフをさりげなく見ておりましたら、感じがよく、それとなくお客様の動きにも目を配っているようでした。
小さなことにも笑顔で対応してくれて、お客様に対し居心地のいい空間を提供してくれる。
こうしたサービス力の積み重ねが世界のトヨタといわれる企業を作ったのかなぁなんて思ったりしました。

鍵一つの修理に話が長くなりました。
それでは、今日も頑張りましょう！

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